塩野義製薬は、開発中の新型コロナウイルス感染症ワクチンについて、年内にも最終段階の臨床試験を開始するための準備を進めている。来年3月までに供給を始める計画。供給量は最大で年間6000万人分を予定している。
19日に国内第I/II相試験で全被験者60人への初回投与を完了した。3週間間隔でワクチンを2回接種し、安全性や忍容性、免疫原性を接種後1年間追跡評価するほか、最適な用量を検討する。現時点で初回投与から3日後までに生じた副反応はいずれも軽度または中等度で、安全性上の懸念は確認されていないという。
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