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【第54回日薬学術大会】話題の調剤支援システム LINE活用の患者フォローも‐ユニケソフトウェアリサーチ「P-CUBE n」

2021年09月13日 (月)

第54回日本薬剤師会学術大会

 ユニケソフトウェアリサーチは、「薬剤師による対話をサポートし、患者さまの『物語』に寄り添う医療の実現を目指す」をコンセプトとした電子薬歴レセコン一体型システム「P-CUBE n」を3月に新発売した。

 同社では、薬剤師の対人業務による医療の質を確保するために、薬剤師の業務効率を向上させることが急務であるとし、7年続いた電子薬歴システムの刷新を行った。

 従来では、監査や服薬指導・薬歴入力の各業務において複数の画面を遷移しなければならなかったが、開発に当たり実際の業務運用の流れを抜本的に見直して、必要な情報を一つの画面に集約させて、1クリック単位での省力化を実現させた。薬歴の視認性も高まり、使いやすくなったと好評を得ている。

 薬歴の入力支援機能も充実させた。電子薬歴に記録された基礎情報(頭書き)や過去処方との比較から薬歴の「S」や「O」情報の転送入力や、標準搭載の服薬指導ガイダンスを用いて患者に適した薬剤ごとの服薬指導と薬歴入力を、患者に行った確認や処方薬の説明の際に、1クリックで薬歴入力へと反映させることができる。そのため、薬剤師は薬歴入力だけでなく、患者への聞き取りやアセスメントに、より時間をかけることができるようになった。

 「P-CUBE n」では薬歴の継続性を意識した設計になっている。前回薬歴でOP(Observation Plan)で記録された内容があれば、次に指導する薬剤師に対して確認を行うための「気付き」を促す。確認の結果、完了・継続の状態を選択することで、その内容が薬歴に転送されるため、結果として、今まで以上に薬歴の継続性を意識した服薬指導・薬歴入力を行えるようになる。

 薬剤師と患者をつなぐ新たなツールとして、LINEを使った患者フォロー機能を「P-CUBE n」に標準搭載した。電子薬歴本来の役割であった服薬指導・薬歴入力に加えて、服用後のフォローアップ機能を持たせることで、新しい患者とのコミュニケーションを生み出し、薬剤師の職能を最大限に発揮することを支援する。

 年代問わず広く利用されているLINEを活用することで、サービス開始に当たっての薬剤師・患者双方の負担を軽減させ、服薬フォローの継続性も高めることができる。

 さらに、電子薬歴と連携していることで、処方内容や患者の状態から最適なフォローコンテンツを選択。自動応答機能により、アドヒアランスや副作用の確認から指導までを負担なく行うことができ、フォロー内容を同時にテキストで記録することができる。

 このフォローアップ機能は標準搭載であるため、スタートアップの費用がかからない。フォロー実績が少なくても、LINEを使った服薬フォローを積極的に患者に勧めることから始めることができ、薬剤師が着実に実績を積み上げてほしいと同社は提案する。

ユニケソフトウェアリサーチ「P-CUBEn」
https://www.unike.co.jp/product/pharmacy/p-cuben/



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