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【第54回日薬学術大会】分科会の見どころ・聞きどころ 寄り添う医療とコミュニケーション~言語コミュニケーション障害への対応~

2021年09月13日 (月)

第54回日本薬剤師会学術大会

座長
日本薬剤師会常務理事
亀井美和子
福岡県薬剤師会常務理事
田城涼子

 日々の業務でコミュニケーションの取り方に苦慮した薬剤師も多いのではないだろうか。

 日本において、65歳以上が人口の約3割を占め、高齢化が進展しており、そのうちの4分の1が難聴者、6分の1が認知症有病者といった統計も出ている。加齢に伴い、服用する薬の種類が増えてくる傾向にある中、難聴者や認知機能が低下した高齢者に対し、良好なコミュニケーションが求められている。

 また、症状や置かれている環境は人によって大きく異なり、その多様性や状況、ヘルスリテラシーに合わせて医療や情報を提供することが重要である。

 本分科会では、聴覚障害や認知症の患者とのコミュニケーションのあり方について考えていく。

 基調講演として、東京逓信病院病理診断科の田村浩一医師に「難聴者から見た薬剤師に求められるコミュニケーション」と題し、講演いただく。田村医師ご自身も遺伝性の聴覚障害をお持ちで、40歳ごろから症状が進んだとのこと。聞こえる立場から、逆の立場になったからこそ見えてくる課題や疑問を示し、また薬剤師に求める対応についてお話いただく。

 次に国立病院機構東京医療センターの本田美和子総合内科医長からはマルチモーダル・コミュニケーション・ケア技法のひとつである「ユマニチュード(特に高齢者と認知症患者において有用とされている包括的ケアメソッド)」の基本や技術要素、成果について講演いただく。

 最後に第一薬科大学地域医療薬学センターの俵口奈穂美教授からは、薬剤師と聴覚障がい者を対象とした、服薬指導のコミュニケーションに関するアンケートから見えてきた認識の違いや、問題点について紹介いただき、薬剤師に何が求められていくのか一緒に考えていく。

 コロナウイルス感染拡大によるマスクの着用や、時限的・特例的な取り扱いである0410対応など、コミュニケーションが取りづらい環境の中、本分科会が 高齢者や聴覚障がい者だけでなく、様々なシーンで活用できるヒントとなれば幸いである。

 (田城涼子




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