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【第54回日薬学術大会】分科会の見どころ・聞きどころ 多様化する在宅業務

2021年09月13日 (月)

第54回日本薬剤師会学術大会

座長
日本薬剤師会常務理事
荻野構一
豊橋市薬剤師会副会長
神谷政幸

 間もなく2025年を迎える。地域包括ケアシステムの構築には、高齢者の生活を地域で支えるだけでなく、小児在宅医療についても対応可能なシステムの構築が求められるようになってきた。すなわち、薬剤師による在宅医療への関わりは、医療的ケア児から緩和ケア・ターミナルケアまでと様々であり、そのニーズは多様化してきている。

 本分科会では、地域包括ケアシステムの実現に向け薬剤師の在宅訪問による服薬管理の必要性とさらなる取り組みの方向性を議論したい。

 基調講演として、厚生労働省医薬・生活衛生局総務課薬局・販売制度企画室の南亮介室長補佐からは、地域包括ケアや多職種連携の観点から、薬剤師は地域住民の支え手として、また地域の専門職として何ができるのか、在宅医療において薬剤師へ期待することについて講演いただく。

 続いて、3人のシンポジストに発言いただく。

 小児在宅医療においては、患者のライフステージの切れ目をつなぐ継続的な薬学的ケアが必要である。ココカラファイン薬局砧店の川名三知代氏からは、小児在宅医療における薬剤師の役割について、専門医療機関の小児科医が主治医のまま在宅移行する超重症児たちの薬物療法を、専門医療機関と薬局の直接の連携で支えてきた経験からお話しいただく。

 超高齢社会においては、ますます増加する心不全患者が、できるだけ入院することなく安心して地域で暮らせるような社会システムの構築が急がれる。千葉大学大学院薬学研究院の高野博之教授からは、心不全の在宅医療を実践できる薬剤師の育成に向けた取り組みについて紹介いただく。

 褥瘡を有する高齢者は在宅や施設に見られ、病院から持ち帰ることもしばしば見られる。そのため褥瘡は地域連携や多職種連携が必要であり、経過観察を含めた薬剤師の関わりが医師や看護師から求められている。愛生館小林記念病院の古田勝経氏からは、在宅褥瘡の外用薬治療と薬剤師視点の重要性についてお話しいただく。

 最後の討論では、多様化する在宅業務における薬剤師の可能性を深化させる。

 (神谷政幸




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