一般用医薬品関連の各団体が連携するOTC医薬品普及啓発イベント「よく知って、正しく使おうOTC医薬品」が8~9の2日間、東京外神田の神田明神(神田明神文化交流館EDOCCO、祭務所)とオンラインの併用で開催される。主催は日本一般用医薬品連合会(日本OTC医薬品協会、日本家庭薬協会)、東京薬事協会、東京生薬協会、東京都医薬品登録販売者協会。昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で初のウェブ限定開催となったが、先週末の緊急事態宣言解除を受けて、リアル&オンラインのハイブリッド開催とすることが急きょ決定した。
今回で14回目を迎える同イベント。例年は薬祖神社や福徳神社のある日本橋「福徳の森」周辺で開催していたが、神田明神での開催は初めて。リアル会場では「都のイベント開催時における感染防止策ガイドライン遵守、二酸化炭素濃度センサで密な状況を可視化するシステムの導入など、徹底した対応で準備を進める」(藤井隆太イベント実行委員長)という。
出展メーカー(順不同)は大東製薬工業、三宝製薬、樋屋奇応丸、長野県製薬、大正製薬、山崎帝國堂、翠松堂製薬、ユースキン製薬、龍角散、森下仁丹、大和生物研究所、イチジク製薬、太田胃散、キンカン、イスクラ産業、大幸薬品、ツムラ、東京甲子社、小林製薬、宇津救命丸、イワキ、久光製薬、養命酒製造、浅田飴、救心製薬の各社。
このほか、セルフケア支援アプリ「健こんぱす」を提供するメディカルコンパス、OTC医薬品のネット予約・薬局購入サービスのe健康ショップ(東邦薬品)、日本チェーンドラッグストア協会、日本薬科大学も出展する。
メーカー各社が会場ブースで主力製品群を紹介・PRするほか、ユーチューブを通じた製品紹介やプレゼンも予定する。会場ではさらに、模擬薬店コーナー、検体測定室、調剤体験コーナー(タカゾノが運営)も設けられる。
開催日時は8日が12~19時、9日が10~17時。初日は厚生労働省の山本史大臣官房審議官、小池百合子東京都知事、樋口高顕千代田区長、岩月進日本薬剤師会常務理事の来賓あいさつも予定する。