◆薬剤師法や薬機法の改正に伴い、薬剤使用期間中の患者フォローアップ義務化が施行されてから1年強が経過した。最近の薬剤師関連学会では、実際にフォローアップを行った具体例の発表をよく見かけるようになった
◆特に癌領域での発表が多い。チェックシートを活用して副作用を見逃さないように工夫した取り組みや、継続的な聴き取りで副作用を早期に発見し重篤化を未然に防いだ事例等が報告されている
◆5年ほど前には、薬局薬剤師が患者に電話をかけて副作用発現の有無を聴き取ることは稀だった。実践している薬局の取り組みを紙面で紹介したこともあったが、当時は、短期間でこれだけ多くの薬局にフォローアップが広がるとは想像できなかった
◆今後は、フォローアップの質向上と、その効果を数値化したエビデンスの構築が課題だろう。薬剤師は患者の経過をしっかり評価できると理解されるようになれば、医師の診察を受けなくても一定期間内に反復使用できるリフィル処方箋の導入が現実味を帯びてくる。
患者フォローアップ義務化から1年
2021年11月05日 (金)
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