10月31日に投開票が行われた衆議院議員総選挙で渡嘉敷奈緒美氏、松本純氏が落選したのに伴い、薬剤師議員は今回当選した逢坂誠二氏と参議院議員の本田顕子氏、藤井基之氏の3人となった。日本薬剤師会の山本信夫会長は、本紙の取材に応じ、「薬剤師が国会で主張する声が小さくなるという意味では影響は大きい」との見方を示す。来年には日本薬剤師連盟の組織内候補として神谷政幸氏が参院選の出馬を予定している中、「次の神谷選挙に向けて、状況をしっかりと受け止め、どうしたらうまくいくのか、何が足りなかったのかを分析したい」と述べ、準備を進める考えだ。
薬剤師議員数が3人となるのは過去を遡ってもあまり例がない。山本氏は、日本薬剤師連盟が応援していた2人の薬剤師候補が落選となった結果について、「厳しい戦いだった」と総括した。逢坂氏の当選については、「日薬としてはずっと自民党を応援しているが、与党・野党と立場が違っても同じ薬剤師として国会議員でいていただくことはありがたい」と歓迎した。
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