
ガニレスト皮下注0・25mgシリンジ
シェリング・プラウは1月22日、調節卵巣刺激下での早発排卵防止薬「ガニレスト皮下注0・25mgシリンジ」(一般名:ガニレリクス酢酸塩)を新発売した。
「ガニレスト」は、従来の性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)受容体作動薬と異なり、下垂体でGnRH受容体に結合し、投与後速やかに性腺刺激ホルモンの分泌抑制効果を発揮し、早期排卵を防止する。そのため、体外受精や胚移植などの生殖補助医療での調節卵巣刺激治療が簡便化できるようになった。プレフィルドシリンジ製剤のため、準備にも手間がかからない。
用法・用量は、卵巣刺激ホルモン剤投与の6日目から開始し、ガニレリクスとして0・25mgを1日1回皮下に連日投与する。
既に海外では、1999年に米国、00年に欧州で承認を受け、現在世界70カ国以上で承認・販売されている。
なお、「ガニレスト皮下注0・25mgシリンジ」は、薬価基準未収載品のため、保険適用されない。