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漢方トレンド、2021は「疲れ」処方が伸長

2022年01月28日 (金)

◆クラシエが公表した「漢方トレンド2021」によると、21年度の漢方薬市場規模は漢方かぜ薬の落ち込みで減少傾向にあった。コロナ禍の予防対策としてマスク着用や手洗い・うがいなどの習慣が定着し、かぜの罹患率低下が影響したと見られる
◆そうした中、21年1~11月に同社の「漢方セラピー」ブランドで最も売れたのは、「半夏厚朴湯」だった。これはストレスや喉のつかえに対応する漢方処方だ
◆さらに「漢方トレンド2021」ではウィズコロナ時代の漢方動向も分析しており、同じコロナ禍でも20年度と21年度ではストレスのあり方が変化したという。20年度は「イライラ」処方が多かったが、21年度は「疲れ」処方の需要が伸長している
◆まだ収束が見えず、コロナ禍が続く中では、ストレスの増大が懸念される。それを示すように、5年連続で伸長する「漢方セラピー」においても、「ストレス」カテゴリの拡大が全体の伸長を牽引している状況で、その傾向はコロナ禍の直近2年で強く表れている。今後の動向も注目していきたい。



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