IQVIAは17日、2021年の国内医療用医薬品市場が薬価ベースで2.2%増の10兆5990億円と2年ぶりのプラス成長になったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大や中間年薬価改定の影響を受けたものの、病院市場の伸びなどでカバーした。総売上高は7年連続で10兆円を上回った。販促活動による売上順位は、中外製薬が初めてトップに浮上。売上上位10製品では、抗癌剤「キイトルーダ」がトップを維持した。1000億円超の大型製品は6製品に拡大した。
病院市場は4.2%増の4兆9100億円と増加に転じ、薬局その他市場は1.5%増の3兆7030億円と2年ぶりのプラス成長となったが、開業医市場は1.4%減の1兆9860億円と2兆円を割り込み、2年連続のマイナス成長となった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。