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【日本薬学会第142年会】シンポジウムの概要 ファーマコメトリクス解析による医療個別化の推進

2022年03月23日 (水)

オーガナイザー
 樋坂章博(千葉大院薬)
 家入一郎(九大病院薬)
 千葉康司(横浜薬大)

 ファーマコメトリクスは、「医薬品の効果に関連する全ての情報をコンピュータで統合して解析し、最適な方法を選択することで新薬開発や医療を効率化しよう」との技術である。これまで、特に薬物動態学、医薬品開発の分野で発展したが、それにとどまらず薬効の探索や最適な医療の現場における選択、さらに、最近の機械学習の考え方の適用も広がっている。さらに、臨床開発の分野ではMIDDやMID3などの戦略も盛んに議論されている。利用する情報としては、基本的に文献情報を使うMBMAに加えて、臨床試験個別情報の公開制度や臨床のリアルワールドデータの利用などへ多様性が広がっており、これに伴う技術の進歩も必要となっている。

 本シンポジウムでは、そのような新しい多様な試みの中から、慢性心不全における心臓負荷のモデリングや薬物治療と運動療法の関係、胎児薬物曝露の予測、臨床現場で収集されたTDM情報の精密解析などの事例を紹介いただく。それらの技術が新薬開発の戦略や患者治療の進歩をどのように変えるかを議論する。

 (樋坂章博



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