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【日本薬学会第142年会】シンポジウムの概要 中分子創薬研究のフロンティア‐ニューモダリティへの戦略展開

2022年03月23日 (水)

オーガナイザー
 出水庸介(国立衛研)
 大庭誠(京都府医大)

 近年、低分子医薬品、バイオ抗体医薬品の両方の利点を併せ持つニューモダリティとして、ペプチドや核酸等の中分子医薬品が注目されている。ペプチド医薬品の歴史は古く、1960年代から生体由来のペプチドホルモンをはじめとする天然のアミノ酸のみから構成される古典的ペプチド医薬品が開発され、100品目以上が上市されている。

 近年は、様々な非天然型アミノ酸を天然型ペプチドに組み込むことで、標的特異性や代謝安定性を高めた中分子ペプチド医薬品開発が活発化している。核酸医薬品は、98年に米国でVitraveneが初めて承認されたが、生体内での安定性や有効性に課題が残されていた。しかしながら、修飾核酸やDDS技術の進展により核酸医薬品の開発が加速化し、2013年にMipomersenが上市されて以降、市場規模も年々拡大し、これまでに15品目が承認されている。

 本シンポジウムでは、薬学系・非薬学系の先生方をシンポジストとしてお迎えし、次世代の創薬トレンドを見据えた中分子医薬品の新しい合成技術、分子修飾、DDS技術等について議論したい。

 (出水庸介



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