オーガナイザー
香川(田中)聡子(横浜薬大)
藤原泰之(東薬大)
環境・衛生部会が編集・出版している「衛生試験法・注解」には、健康を守るための各種試験法が収載されている。その中で、空気試験法の対象は、大気のみならず室内における温熱指標も含め多岐にわたる。
新型コロナウイルスの感染蔓延で、今まで以上に長い時間を過ごすようになった「室内」。本シンポジウムでは、まず感染予防に関するテーマとして、感染症制御のための効率的な換気対策、そして世界最先端のスーパーコンピュータ「富岳」による⾶沫感染の予測とその対策を取り上げる。さらに、健康的な生活に関するテーマとして、2021年4⽉から全国で運⽤が始まった「熱中症警戒アラート」、そして外出⾃粛により全世代で問題となっている「コロナ・ロコモ」について専門の先生方にご講演いただく。
本シンポジウムが、「新しい⽣活様式」における感染予防対策のみならず、健康寿命延伸に向けた意識の醸成と⾏動変容の促進に貢献できることを期待する。
(香川(田中)聡子)