調剤チェーン大手のクオール(中村勝代表取締役社長)は、全国で128店舗を展開する中堅・アイセイ薬局(岡村幸彦代表取締役)と資本・業務提携を視野に同社の株式を取得すると発表した。発行済普通株式総数の4・3%に相当する120株。
アイセイ薬局は昨年9月、メディセオ・パルタックホールディングスと資本・業務提携を行ったが、メディ・パルHDはクオールの32・2%を保有する主要株主でもあり、3社協力関係の強化を模索している。
クオール側では、今後の具体的な提携内容は未定としたが、アイセイ薬局幹部によれば、何らかの形でクオール株を取得する方向にある。また、両社の出店エリアは重ならない地域も多く、「薬剤師を中心に有効な人事交流が可能ではないかと期待している」とコメントした。
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