厚生労働省は21日、慶應義塾大学病院が2020年度に臨床研究中核病院の要件を満たさなかったことを厚生科学審議会臨床研究部会に報告した。新型コロナウイルス感染症対応で、必要な治験等の実施件数が承認要件に達しなかったのが要因。コロナ対応を理由に未達となったことについては委員から疑問視する声が上がった。
臨床研究中核病院には国際水準の臨床研究や医師主導治験で中心的役割を担うことが求められ、全国で14病院が承認されている。承認要件として、年間の医師主導治験8件、または、医師主導治験4件かつ臨床研究40件が求められる。
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