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睡眠障害でメラトニン受容体アゴニストやオレキシン受容体アンタゴニストの開発を‐HS財団が専門医に調査

2009年4月13日 (月)

 ヒューマンサイエンス振興財団が行った「睡眠障害に関する医療ニーズの調査」で、専門医は新規治療薬として、概日リズム睡眠障害に対するメラトニン受容体アゴニスト、ナルコレプシーにはオレキシン受容体アンタゴニストの開発を期待していることが分かった。また調査では、不眠症、むずむず脚症候群などの6疾患は、「薬剤貢献度」が概ね60%以上と評価が高かったのに対し、概日リズム睡眠障害は30%前後と、十分な効果が得られていない現状も明らかになった。

 調査は、睡眠障害による労働災害や交通事故など社会的問題が生じ、今後、睡眠障害を抱えるケースが増加すると予想されることから、その現状と課題を明らかにすることを目的に行われたもの。昨年9月25日から11月10日にかけ、日本睡眠学会の認定医をはじめとする睡眠障害の専門医を対象に、アンケートやヒアリングが実施された。

 800件のアンケートに対し、回答は153件(回収率19・1%)だった。疾患としては、▽不眠症(精神生理性不眠)▽むずむず脚症候群▽周期性四肢運動障害▽概日リズム睡眠障害▽睡眠時無呼吸症候群▽ナルコレプシー▽特発性過眠症▽レム睡眠行動障害▽その他の疾患が原因で現れる睡眠障害――などが対象となった。

 その結果、不眠症・むずむず脚症候群等の6疾患では「治療満足度」「薬剤貢献度」がともに60%以上であったのに対し、概日リズム睡眠障害は、ともに30%前後と低かった。また、睡眠時無呼吸症候群は、治療満足度は約75%と高かったが、薬剤貢献度は約15%と、薬物によらない治療が主体となっていた。

 今後、医師が期待する新規治療薬としては、概日リズム睡眠障害ではメラトニン受容体アゴニスト、ナルコレプシーでオレキシン受容体アンタゴニスト、むずむず脚症候群でドパミン作動薬が挙げられた。

 要望や自由意見では、一般の医師・医療従事者に対しては、不眠症や過眠症および薬物についての正しい理解が求める声が多かった。製薬企業には、有効性・安全性の高い新薬と共に、薬剤に関する正しい情報提供、さらに医療機器メーカーには、安価で小型の医療機器の開発が求められた。




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