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6年制薬学教育のあり方

2022年08月08日 (月)

◆薬局・薬剤師の将来を担う人材を育てる6年制薬学教育のあり方をめぐる議論が活発だ。2024年度から適用予定の改訂モデル・コアカリキュラムの素案には、大学の自主性をより尊重した内容を求める意見が出るなど、完成に向けた検討が進む
◆7月に文部科学省の小委員会が取りまとめた内容は、業界の強い関心を呼んだ。学部・学科の新設に対して抑制方針に転換したのは、薬剤師の供給過剰が予測される将来や一部大学の現状を考えると、妥当な方針と言える
◆一方、小委員会の委員からは、新設抑制にばかり注目が集まり、既存の大学に対する質保証への関心が小さくなることを懸念する声も上がった。特に私学助成の減額率引き上げという厳しい対応にまで踏み込んでおり、危機感を持たない私立大学は淘汰される時代が到来したと覚悟を持つべきだろう
◆現在は、私大薬学部の人気低下に歯止めをかける正念場と言える。夏休みも勉強に汗をかく受験生の努力に応える教育を提供できる大学だけが生き残るのではないだろうか。



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