厚生科学審議会予防接種基本方針部会のワクチン評価に関する小委員会は4日、MSDの9価HPVワクチン「シルガード9」の定期接種化を見据え、接種対象年齢の前倒しや接種回数の短縮などに「懸念はない」と結論づけた。諸外国での動向や有効性などを踏まえたもので、9~14歳を対象とし、接種回数は2回とすることに肯定的な声が上がった。厚生労働省は報告書としてまとめ、部会に示す考え。
シルガードをめぐっては、3月の小委員会で定期接種化する方針で一致していたが、この日の会合では、定期接種化した場合に検討を要する課題として、▽接種対象年齢▽接種回数▽ワクチンの種類の切り替え――が挙げられた。
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