MSDは、新型コロナウイルス感染症の経口治療薬「ラゲブリオカプセル200mg」(一般名:モルヌビラビル)が18日に薬価基準に収載されたことから、同剤の一般流通を開始する。これまでは供給量が限られていたため政府が同剤を購入し、納入希望医療施設は「登録センター」に登録し、規定の数量範囲内で配分する仕組みだったが、一般流通により、薬局など医療施設が必要量を確保し、通常の処方・調剤ができるようにする。同社は、開始時期について「準備ができ次第」としているが、薬価収載後は原則3カ月以内に供給しなければならない。一般流通品には外箱、ボトルに黒いラインが入る。
新型コロナウイルス感染症のみの適応を持った治療薬で、一般流通扱いになったのはギリアド・サイエンシズの「ベクルリー点滴静注用100mg」(一般名:レムデシビル)に続き2製品目。同剤の場合は薬価収載後の約2カ月後の2021年10月18日に一般流通を開始している。
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