厚生労働省医薬・生活衛生局の2023年度予算概算要求は、前年度比30.7%増の115億4900万円となった。薬事分野のDX推進には前年度から約8倍の16億7000万円と大幅に増額。来年1月に運用を開始する電子処方箋の環境整備を進めるため、推進枠として約14億円を要求するほか、オンライン服薬指導やデータヘルス改革など薬局DXも推進する。薬局・薬剤師の資質向上には今年度の1億3600万円から6億7300万円に増額する。
電子処方箋の環境整備には、21年度補正予算として9億3300万円を計上していたが、13億7200万円に増額した。電子処方箋管理サービスの必要なシステム改修の実施、システムの動作や運用に関するモデル事業を通じて検証作業と結果のフィードバックを実施し、電子処方箋の安全かつ正確な運用に向けた環境を整備する。
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