
第2九州工場新固形剤棟完成イメージ
沢井製薬は、9月に福岡県飯塚市に新設する第2九州工場新固形剤棟に着工し、2023年12月竣工、24年4月の初出荷を目指す。同工場では最大30億錠生産が可能なスペースを確保。投資総額は405億円となる見込み。23日には関係者らを招いて起工式が行われた。同日記者会見した澤井健造社長は、「ジェネリック医薬品(GE薬)は国にとって必要不可欠なもの。安定的かつ永久的に供給していけるような礎になる工場にしたい」と語った。
同社は、1981年に飯塚市に基幹工場となる九州工場を建築。87年に第2九州工場を設置するなど、40年間にわたってGE薬の供給と共に、飯塚市での雇用を生み続けてきた。今回の新固形剤棟は、既存工場の老朽化対策として建設するもの。今後、シェア拡大に必要な設備投資として位置づける。昨今のGE薬の供給不安も踏まえ、計画を前倒しして建設を実施する。
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