日本生薬学会第68回年会が11日、オンライン上で開かれ、シンポジウムでは生薬・漢方製剤の品質保証に関する鑑別を行うため、製造現場からのニーズが示され、今後応用研究のシーズとしてどう取り組むべきかが議論された。
国立医薬品食品衛生研究所前生薬部長の袴塚高志氏(日本薬科大学)は、日本薬局方による標準化について概説。「生薬漢方製剤の品質保証に関する研究は現場のニーズを把握し、その周辺の法令制度である局方も含めて理解した上で取り組むことが実用的な応用研究の成果として出てくるということだと思う」と述べ、現場のニーズと応用研究のシーズを上手くマッチングさせることがポイントと指摘した。
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