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【第55回日薬学術大会】話題の調剤支援システム LINEで継続的服薬フォロー‐ユニケソフトウェアリサーチ「P-CUBE n」

2022年10月03日 (月)

第55回日本薬剤師会学術大会

 ユニケソフトウェアリサーチの電子薬歴レセコン一体型システム「P-CUBE n」は調剤後の服薬期間について継続的なフォローアップを支援するサービス「フォロナビ」を標準搭載している。電子薬歴とLINEを活用することで、薬剤師と患者のコミュニケーションをアシストし、効果的な服薬管理と患者・薬剤師の負担軽減を実現する。

 2020年9月に施行された改正医薬品医療機器等法で薬剤師による継続的な服薬フォローアップが義務化された。同年4月の調剤報酬改定で設けられた「服薬管理指導料」でも、継続的な服薬フォローアップが算定の条件とされている。

 「P-CUBE n」は、「電話や対面だと時間が取れない」「スケジュールやタスクの管理が煩雑」「どのようなフォローをすれば良いか分からない」「薬剤師のスキルや経験によってフォローアップのレベルにバラツキがある」といった薬局が服薬フォローアップを行う際に直面している課題を解決するサービスとなっている。

 具体的には、「P-CUBE n」に標準搭載されているフォロナビの機能により、電子薬歴から患者のLINEにフォローアップメッセージを自動送信でき、フォローアップの実施が可能。フォロナビの管理画面からメッセージの予約送信を行えるため、服薬に関するフォローからリフィル処方箋の期限お知らせなど、患者のライフスタイルに合わせたサービスの提供が行える。

 また、送信されるフォローアップコンテンツは処方された薬剤や患者の状態に合わせて、医薬品や疾患、患者の生活状況確認、使用状況確認など12カテゴリ、41種のコンテンツから最適な内容を選択するだけでフォローアップを行えるため、薬剤師の経験やスキルに依存することなく、質の高い服薬管理が実施可能だ。

 フォローアップを受ける患者も、電子薬歴から送信された質問に対する回答を選択するだけで返信を行える。回答内容によっては体調や副作用の確認、アドヒアランスの確認など自動で新たな質問を投げかけ、患者の問題解決を促す。

 電子薬歴のメイン画面には患者の処方内容より服薬フォローの必要有無をアイコンで表示。薬剤師が忙しい場合にもフォローアップを必要とする患者を見逃さない仕組みを整備している。

 LINEでのフォローアップとやり取りは全て電子薬歴に転送され、取り込むことが可能。フォローアップの薬歴入力とその情報をもとにしたトレーシングレポートを効率的に作成でき、薬局・薬剤師業務への負荷を軽減し、多くの情報を医療機関に提供することができる。

 こうした多様な機能が強みとなっており、フォローアップに取り組む薬局からも多くの引き合いが来ているという。



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