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【第55回日薬学術大会】話題の調剤支援システム 「zeroモード」搭載自動散薬秤量機‐ユヤマ「auto onedy-zero」

2022年10月03日 (月)

第55回日本薬剤師会学術大会

 ユヤマは誰でも簡単で安全に操作ができる新機能「zeroモード」を搭載した鑑査システム一体型自動散薬秤量機「auto onedy-zero(オートワンディゼロ)」を新発売した。

 厚生労働省の「患者のための薬局ビジョン」で提唱された対物業務から対人業務へのシフトという方針に合わせ、薬剤師の対人業務が増加しているが、処方箋への対応に含まれる対物業務も疎かにできない大切な業務。

 その一つが神経を使う薬品の秤量。従来は薬剤師が薬匙と電子天秤を使って微妙な秤量調整を行うが、経験や技術が必要になってくる。

 「auto onedy-zero」では、誰でも簡単、安全に操作ができる機能として開発された「zeroモード」を搭載しているため、業務経験に関係なく簡単な操作で誰でも確かな秤量が自動で行える。まずレセコンから処方が発行されると、連動している散薬分包機の制御端末が受け取り、処方監査、承認を薬剤師が行うと、「auto onedy-zero」にデータが送られる。「auto onedy-zero」の画面で秤量対象の処方データを選択すると薬品名が表示されるため、対象の散薬カセットを本体に装着。秤量皿を天秤上に置き、風防カバーを閉めると自動的に秤量を開始する。風防カバーは秤量が終わるまでカバーが開かないようにロックがかかる安全設計になっている。

 また、秤量皿にRFIDラベルが貼られているため分包機側の読み取り装置に照合すると分包機の未処理データから該当の処方データが展開。患者データの選択ミスを防げる仕組みだ。

 散薬カセットの内容量は300cc。カセット自体にRFIDラベルが貼られているため、本体装着時に秤量対象薬品で合っているか確認できる。挿し間違えているとアラートが出て警告する。秤量はカセット装着を行ったフィーダー部で払い出し量を計測。さらに散薬鑑査システム一体型電子天秤「onedy-EX2」での実測値をもとに最終確認を行うため、確かな秤量値を担保している。

 オプションとして、電子ペーパーを取り付けた秤量皿もあり、処方番号や薬品名を表示できるため、秤量後の薬品特定が可能。また、秤量撮影機能を備え、秤量結果のエビデンス用記録として活用できる。既に「onedy-EX2」を導入している場合でも、「auto onedy-zero」を装着することで自動秤量が可能となる。

 誰にでも操作を安心して任せることで、ますます重要になった薬剤師の対人業務の時間確保のツールとして期待される。

 第55回日本薬剤師会学術大会付設薬科機器展示会では「auto onedy-zero」をはじめ、業務シフトに役立つ最新の調剤機器を展示する予定だ。



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