MSDは、新型コロナウイルス感染症の流行第8波が懸念される中、9月から一般流通を開始した経口新型コロナウイルス感染症治療薬「ラゲブリオカプセル」(一般名:モルヌピラビル)の安定供給を行うため増産体制を整えた。杏林製薬と共同で行う情報提供体制も敷き、適正使用を促す。
カイル・タトル社長は19日に都内で開かれたセミナーで、「特例承認から一般流通開始まで60万人以上の患者に投与できた。一般流通によって、より迅速に処方することが可能になる」と説明。その上で、「安定供給を確保するため、年内に約90万人分の生産が可能な体制に強化した」と明らかにした。
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