日医工は14日、2023年3月期中間決算で「債務超過の状態となった」と発表した。米セージェントが所有するのれん、有形固定資産、無形資産の残高合計637億円(第1四半期時点)に対し474億円の減損損失を計上した。それにより、負債が資産を356億円上回る結果となった。同日、第三者割当増資による約200億円の調達と、田村友一社長が退任することも発表した。23年3月メド。後任は未定。
9月末時点の資産額は2466億円、負債額は2822億円。同社は、現況の解消に向け事業行動改革に引き続き取り組む。合わせて、現時点で必要な資金面の手当てがなされているとした上で「今後も当該事業再生ADR手続きの中でスポンサー選定に関する協議を関係各社と継続していく」としている。事業再生計画案の策定を急いでおり、関係者と協議し、開示を含め合意されれば、公表する運び。
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