グラクソ・スミスクライン(GSK)は11日、抗インフルエンザウイルス薬「リレンザ」の今シーズン(09年9月~10年3月)の供給量を1350万人分とすると発表した。新型インフルエンザの感染拡大を受けた措置で、今後の流行状況によってはさらなる追加供給も検討する。
「リレンザ」は、専用の吸入器を用いて薬剤を気道に直接到達させる吸入型の抗インフルエンザウイルス薬。既に抗インフルエンザウイルス薬の生産・供給をめぐっては、9日に中外製薬がノイラミニダーゼ阻害薬の「タミフル」を、来年3月までに1200万人分供給することを発表しているが、今回の「リレンザ」の供給量はそれを上回る。