◆後発品メーカーの不祥事に伴う業務停止などで供給不安が叫ばれた2021年度に流通した後発品の数量は866億錠と、前年度に比べて52億錠増加した。新製品を除くと増産分に加え、在庫の吐き出しによる対応だったという
◆当時「不祥事を起こしたメーカーの製品は購入したくない」との意識も働き、不祥事を起こしていない企業へのしわ寄せが来ていたようだ。現在、各社は増産体制への取り組みを進めながらも、限定出荷品を抱えた状態で対応している
◆各社は製造販売する医薬品の限定出荷等の現状を開示し、医療機関や薬局など購入側への見える化を図っている一方、メーカーからの供給状況を把握できるのみでは不十分との意見もある
◆ある薬局の調査では、発注通りに入荷されない品目の中に限定出荷の情報が見つからなかったものもあった。メーカー開示情報だけでは、医薬品の入荷見込みを立てるのは難しいとされる。不安定な医薬品供給が続く中、卸からの供給状況が把握できる仕組みも必要なのかもしれない。
卸からの供給状況が把握できる仕組みを
2023年03月20日 (月)
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