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【日本薬学会第143年会】シンポジウムの概要 mRNAワクチンの現状と展望

2023年03月23日 (木)

オーガナイザー
 吉岡靖雄(阪大微生物病研)
 國澤純(医薬健栄研)

 mRNAワクチンは、ワクチン研究の歴史を塗り替え、新たなワクチンモダリティーとしての地位を確立しつつある。一方で現状のmRNAワクチンは、発熱・投与局所の腫れ・倦怠感などの副反応が高頻度で観察されている。また、抗体産生の持続期間の短さなど、ワクチン効果についても改良の余地が残されている。

 すなわち、有事のみならず平時にも適用可能なmRNAワクチンの開発に向けては、今後、有効性および安全性のさらなる改善が必要不可欠と言えよう。

 そこで本シンポジウムでは、mRNAワクチンの課題を整理すると共に、課題克服に向けた研究戦略を第一線の先生方にご講演いただき、次世代型mRNAワクチン開発について議論したい。mRNAワクチンの開発は、感染症学や免疫学はもちろんのこと、分野横断的な薬学研究の知識・技術を総動員して初めて達成し得るものであり、活発な議論により日本発のワクチン開発が加速するものと期待している。

 (吉岡靖雄



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