日本CRO協会は1日、協会会員32社分の集計に基づいた2022年業績を発表し、総売上高はコロナ禍需要で20%増となった21年実績(31社分)と比べて7.2%増の2419億円と過去最高となった。昨年より1社増えた実績だが、同協会は「実質的に伸びている」と説明しており、臨床試験需要の高まりを示す結果となった。

2017年は32社、18年は33社、19年は32社、20年と21年は31社、22年は32社の集計値。億円未満は四捨五入
総売上高に占める医薬品業務の売上は全体の84.0%を占め、昨年比7.5%増の2033億円に上った。総従業員数は309人増の1万9604人。協会所属のCRAは、集計対象外となった会社が発生した影響などで414人減少し、6660人となった。臨床試験需要の高まりでCRA不足は依然続いている。
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