◆北海道釧路市ワタキューフジタ薬局の藤田幸恵氏が行った「薬学生が実習に行きたくない薬局」アンケート調査は、学生の率直な意見が現れていて、なかなか興味深い。調査は同氏が実務者として講義している北海道薬科大学の学生に、自由に記載させたもの。数値化せずコメントの羅列ではあるが、珍回答も含め様々な意見が出された
◆「臭い」「男性(あるいは女性)勤務者しかいない」「職員の化粧がケバイ」「裏で何をやっているのか分からない」などは、苦笑しながら眺めるしかないが、気になったのは「店の雰囲気が暗い」「薬剤師に話しかけにくい」薬局では、実習したくないという学生が数多くいたことだ
◆現在、日本薬剤師会など関係団体は、実習受け入れ施設の確保、質の均一化に全力を注いでいる。大学が心配している質の均一化は、いずれ担保されるものと思うが、果たして雰囲気まではどうか
◆最近では薬剤師の生涯研修にも患者接遇が盛り込まれ、コミュニケーションが重視されている。学生と積極的に会話することで、患者接遇の予行演習にしてはいかがだろう。
薬学生が実習に行きたくない薬局
2006年09月04日 (月)
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