TOP > 無季言 ∨ 

薬系大学の宣伝活動

2006年09月06日 (水)

◆薬系大学の競争が、激しさを増している。6年制への年限延長に伴い、薬学を志望する受験生が減少している一方で、薬学部を新設する大学が次々に登場し、受験生の受け皿が広がっているからだ
◆いかにして受験生を集めるか、やはり重要なのはマーケティング戦略だ。薬学部を抱えるある総合大学は、受験生の応募状況を地域ごとに分析。アピール度が弱い地域にはラジオCMやイベントを展開して、受験生の確保に努めている
◆強いブランド力を持つ、ある老舗の単科大学も、今年度からコンサルタントに現状分析を依頼し、宣伝活動に本腰を入れ始めた。今までは宣伝を行わなくても受験生の確保が可能だったが、将来のブランド力低下を防ぐため、今から対策を講じていきたいとしている
◆薬学志望の受験生は、来春もさらに減少するとみられている。増え続けるプレイヤーが、縮小するパイを奪い合うという構図が、さらに鮮明になる。受験生の心を射止めるには、魅力的な大学づくりが第一であることは言うまでもないが、企業のような緻密な宣伝活動も要求される時代と言えそうだ。



‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術