富士フイルムは2日、ライフサイエンス領域における事業成長をさらに加速するため、その中核会社でグローバルに事業を展開するグループ2社の名称を変更した。変更したのは、バイオ医薬品の製造受託事業を展開するFUJIFILM Diosynth BiotechnologiesをFUJIFILM Biotechnologies(フジフイルムバイオテクノロジーズ)に、細胞培養用の培地事業を展開するFUJIFILM Irvine ScientificをFUJIFILM Biosciences(フジフイルムバイオサイエンシズ)にする。
富士フイルムは、創薬支援ソリューションと開発製造受託(CDMO)のビジネスを展開するライフサイエンス領域で、「Partners for Life」をタグラインに、医薬品の開発初期段階から商業生産まで一貫して支援するEnd to Endのソリューションを提供し、製薬企業や患者に寄り添いながら「信頼される真のパートナー」になることを目指している。
同社は、過去15年間でライフサイエンス領域に100億ドル以上を投資し、医薬品の開発初期段階から商業生産まで一貫してソリューションを提供する体制を構築し、創薬支援ソリューションおよびCDMOの双方で製薬会社・バイオテック・アカデミアなどをサポートしている。
この取り組みを支えるのが、今回名称変更した両社のほか、iPS細胞の開発・製造を行うFUJIFILM Cellular Dynamics(フジフイルムセルラーダイナミクス)、国内でバイオCDMO事業を展開する富士フイルム富山化学、試薬や医薬品原材料・プロセス材料などを幅広く取り扱う富士フイルム和光純薬といった同社グループ会社と、バイオ医療分野の研究基盤である富士フイルムのバイオサイエンス&エンジニアリング研究所だ。
これからも同社は、ライフサイエンス領域において「Partners for Life」のタグラインのもと、グループ全体のシナジーを最大化し、高品質な医薬品をより早く、より多くの人たちに届けることを目指していく。
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