
滝沢社長
インテュイティブサージカル合同会社は9日、東京・辰巳の同社東京トレーニングセンターでメディア説明会を開催し、手術支援ロボット「ダビンチ」の次世代型となる第5世代の「Da Vinci 5サージカルシステム」(DV5)を新発売すると発表した。
DV5は、押さえたり引っ張ったりする力を感じることのできるフォース・フィードバックや、外科医の疲れを少なくしたエルゴノミクス、改良した3Dビジョンなどの新たなテクノロジーを搭載し、第4世代よりパフォーマンスを向上しているという。説明会で事業概要等について述べたインテュイティブサージカルの滝沢一浩社長は、「早ければ7月に納品ということで進めている」と語った。
説明会には「ダビンチ」で多くの症例をこなし、DV5もすでに実際に臨床で使っているテキサス大学MDアンダーソンがんセンター腫瘍外科の生駒成彦医師が出席し、実際のDV5を使って、鶏の肉と皮を切ったり縫合したりするデモンストレーションを行った。生駒医師は、「個人的に一番エキサイティングだと思うのは、ケースインサイト」だと言っている。ケースインサイトというのは、同社資料によれば「手術から客観的なデータを抽出し、インサイトに繋げ、外科医のスキル向上をAIを活用しサポート」するという機能。インサイトは、直感とか洞察とかいった意味。

DV5
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