日本保険薬局協会(NPhA)は、会員薬局を対象に医薬品供給の課題により負担が生じている業務の負担状況を定量的に把握するための調査結果をまとめた。「医薬品調達」「患者対応」で高い負担感が示されたほか、医薬品供給の課題により生じる業務の1日当たりの平均対応時間は6.33時間、労働時間全体に占める割合は13.44%と高かった。NPhAは「医薬品供給の課題において生じる業務負担について、どれだけ負担となっているのか定量的に可視化することができた」としており、2026年度調剤報酬改定では医薬品の安定供給業務に対する適正な評価を要望していく方針だ。
調査は6月16日~7月11日にかけてウェブで実施し、4877薬局から回答を得た。医薬品供給の課題に対する業務の負担感では医薬品調達にかかる業務が大きく、患者対応では「必要な状況説明、専門的な解説、選択肢・差額の提示、問い合わせ対応」「欠品対応(お届け・郵送等)」の負担感が高かった。
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