IQVIAジャパンが19日に発表した2025年度中間年改定実施後の4月から6月までの日本の医療用医薬品市場データによると、薬効別売上3位の免疫抑制剤がマイナス0.8%となった。中間年改定で初実施された新薬創出等加算の累積額返還措置の影響だと、同社は指摘した。同市場は5年平均成長率が6.4%の成長市場だが、4~6月期では改定の影響の大きさを示す格好となった。

4~6月期の医療用薬市場全体の規模(検査薬など未収載品含む)は2兆8813億円で、前年同期より2.3%の伸び。成長が回復した抗腫瘍剤が多く使用される病院市場の3.6%増に対し、開業医市場は新型コロナウイルスのワクチン・治療薬の減少などが響き0.7%増。薬局市場は糖尿病治療剤の伸びにより1.2%増だった。
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