第10回日本薬学教育学会大会が23、24の両日に都内で開かれ、シンポジウムでは大学間で評価の仕組みが異なる薬学共用試験「CBT」「OSCE」を公的化し、共用試験に合格した薬学生が在学中の実務実習で法的根拠を持って薬剤師業務を実施する「スチューデントファーマシスト制度」の導入を検討するよう求める意見が相次いだ。
医学部では2023年に医学共用試験を公的化し、共用試験に合格した医学生が一定の条件のもと「スチューデントドクター」という資格で医行為を行う仕組みを設けている。一方、薬学生の薬剤師行為に法的根拠がないため、薬学共用試験を合格した薬学生を対象とした実務実習では、指導薬剤師の指示のもとで行う薬剤師行為に限り、無資格者による薬剤師業務の違法性が法的に阻却されるとの考え方で実施されている。
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