日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会OTC医薬品分科会は11日、高血圧など生活習慣病薬を対象にスイッチOTC化の推進を求める提言をまとめた。主に1年以上同じ薬を服薬し、状態が安定した患者を対象に、かかりつけの医師と薬剤師が合意したプロトコルに沿って共同で薬物治療管理を行う「日本版CDTM」を導入し、医師・薬剤師連携体制を構築して進めることを関係者に提案した。薬局での服薬支援、医師による指導・支援体制に対するインセンティブの創設を政府に求めた。

同日、盛岡市内で開かれた同学会学術大会で、武藤正樹分科会長が発表した。提言は、政府の「骨太の方針2025」でセルフメディケーション推進の観点からのさらなる医薬品・検査薬のスイッチOTC化に向けた実効的な方策の検討が盛り込まれたことに対し、実行を促すためにまとめられた。
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