島津製作所は11月1日から12月31日まで、スタートアップや大学などとのオープンイノベーションプログラム「SHIMADZUみらい共創チャレンジ」の募集を行う。同プログラムでは、社外のパートナーとの共同研究を通じ、同社の中長期的な成長を支える新事業や新製品の創出を目指ている。
募集テーマは、▽計測インフォマティクス(AIと物理モデルを融合した新たな計測手法:紫外~赤外光、X線など)▽三次元細胞イメージング技術(生きた細胞をリアルタイムに観察するための非侵襲的な三次元構造観察技術)――の二つ。
対象は、国内の大学・短期大学および大学院、高等専門学校、その他のや公的研究機関に企業に所属する研究者、および企業の研究者・技術開発者など。
採択件数は2件を予定しており、1テーマあたり400万~500万円の研究費を提供し、同社の基盤技術研究所みらい共創ラボ内の機器装置などを活用できる。研究期間は原則1年だが、製品化や社会実装を前提とした長期的なパートナーシップ締結を視野に入れている。
応募方法は、特設サイトに掲載されている指定の書式を用いてメールでの応募となる(sfc_open-call@group.shimadzu.co.jp)
同社は昨年度から同プログラムを開始しており、「老化抑制関連」「材料/プロセス開発支援」の2テーマでそれぞれ1件ずつ採択している。同社は、同プログラムを通じ、ヘルスケアやグリーンなどで革新的な技術や製品の開発、新たなサービスの社会実装に取り組んでいく。
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