中東情勢を背景とした原材料調達不安から、分包紙や軟膏容器の発注増が収まらない。厚生労働省は5月末、薬局や医療機関、関係団体に対し、当面の必要量に見合う範囲での発注にとどめるよう都道府県を通じて周知したが、調剤機器メーカーの経営者は「事務連絡発出後も発注量は増加している」と頭を抱える。正常化のメドについても「イランと米国の戦闘終結合意で供給不安は和らぐ可能性があるが、なお時間を要するのではないか」と先行きを警戒する。
調剤機器メーカーのユヤマは、分包紙の受注が通常時の3倍を上回り、納期遅延が発生している。現在、通常比約120%の体制で増産しているものの、短期間に注文が集中し、供給が追いつかない状況だ。5月13日に、過剰発注や在庫確保目的の注文を控え、必要数量に基づく適正発注への協力を求める文書を発表した。
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