富士通と、オーストラリアのモナシュ大学およびCSIRO(Commonwealth Scientific and Industrial Research Organisation)は7月28日、量子コンピューティング分野の研究、教育、人材育成および産業化を推進するための覚書を締結した。
今回の覚書は、日本とオーストラリアの両政府による量子技術分野の連携を後押しする取り組みの一つとして、国際的な研究機関、大学、産業界が連携し、オーストラリアにおける量子技術の研究開発や人材育成、産業応用の加速を目指すものとなっている。
同覚書に基づき、3者は富士通の先端量子技術およびインフラ、モナシュ大学の研究・教育に関する知見、CSIROの社会実装に関する専門性を組み合わせ、量子コンピューティングおよび関連先端コンピューティング分野における共同研究、人材育成、ユースケース開発、サイバーセキュリティやヘルスケアなどの産業応用の推進に向けて連携していく。
富士通は、量子コンピューティング分野で2020年から、超伝導量子コンピュータや量子シミュレータを活用したハイブリッド量子コンピューティングプラットフォームの開発を推進すると共に、量子アプリケーションの研究開発に取り組んでいる。2026年度には1000量子ビット超の超伝導量子コンピュータの実現を目指している。
オーストラリアは、量子コンピューティング分野のイノベーションと人材育成を推進するため、24年にオーストラリア国立大学と覚書を締結しており、今回、モナシュ大学およびCSIROとさらに、産官学での連携による量子コンピューティング分野の研究、教育、人材育成および産業化を推進することで、豪州における量子コンピュータの実用化に取り組んでいく。
また、企業や研究機関とのグローバルな連携を通じて、量子コンピューティング、機械学習、組み合わせ最適化といった高度な技術の様々なビジネス領域での活用を進め、量子技術の社会実装を加速させ、持続可能な社会の実現を目指していく。
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