大塚製薬は、日米でADHD治療薬として開発しているセンタナファジンについて、不安症を併発する成人ADHDを対象にした第III相試験で、不安症状がプラセボに比べ有意に改善したと発表した。米国では既に1月にADHDを対象に承認申請が受理されたと発表しているが、今回の結果をもって適応追加申請を行うものではないという。成人ADHDの約半数に不安症が併発し、併発するケースでは入院や自殺傾向などの発現率が高いことが知られていることから、センタナファジンによる不安症を含む症状に対する有効性のエビデンスを不安症併発例の治療選択肢としての臨床的価値の訴求に生かす。
同剤は、脳の神経伝達物質であるノルエピネフリン、ドパミン、セロトニンの再取り込みを阻害する新規作用を持つ1日1回投与の経口剤。「NDSRI」と呼ばれ、承認されればADHD治療領域におけるファースト・イン・クラスになる可能性がある。同社にとって次期主力品候補の一つ。
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