Noetra(ノエトラ)は16日、同社と、同社に出資する中核企業であるソニーグループ、ソフトバンク、日本電気および本田技研工業が、国産AI(人工知能)の開発や活用に取り組む様々なパートナーと共に、AIロボットやフィジカルAIの基盤となる国産マルチモーダル基盤モデルの研究開発に向けて本格始動したと発表した。
ノエトラは、同社のビジョンや事業戦略に賛同する、国産AIの開発に取り組む企業や、製造業をはじめAI活用を推進する幅広い業種の企業など、合計44社からの出資を受けている。国産マルチモーダル基盤モデルの開発では、同社に出資する中核企業に加えて、産業技術総合研究所(産総研)やPreferred Networksなどから同社に参画する技術者を中心に研究開発体制を構築し、これまでAIモデルの開発で培った技術やノウハウを生かして取り組みを推進していく。
また同社は、国内の事業者が保有するAI計算基盤を活用し、国産マルチモーダル基盤モデルの開発に着手する。同社は今後、国産マルチモーダル基盤モデルの開発を加速させるために、NVIDIAの協力の下、大規模基盤モデルを中核とするAIワークロードに最適化されたNVIDIAの最新GPU(Graphics Processing Unit)である「NVIDIA Rubin GPU」を約2万7500基搭載したAI計算基盤の構築を2027年4月に開始し、28年6月から稼働させる予定にしている。
さらに、26年度から順次、高度な日本語理解や論理推論、指示遂行などの基盤的能力を備えた、AIエージェントや言語処理の中核となる推論基盤モデルを構築していく。また、28年度には言語・画像・動画・音声を統合的に処理できるオムニモーダル基盤モデルを開発し、多様なデータを横断的に理解・活用できるAIの実現を目指していく。
加えて、30年度には空間認識などの物理特性を理解し、実世界での活用を前提とした「実世界ネイティブAI」の実現に取り組む。なお、開発したモデルについては、研究開発や社会実装の状況を踏まえて、外部提供・公開を順次進めていく予定となっている。
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