◆大阪府薬剤師会の「大阪府薬雑誌」は、2月号で創刊700号を迎えた。昭和25年3月10日に第1号が復刊されて以来、62年目にして700号を達成した
◆創刊号から紐解いていくと、当初から分業推進、環境衛生、薬事法改正、学校薬剤師会の活動、有事の救護活動など薬剤師の社会的活動についての記事が目立つ
◆大阪の分業率は50%を超え、創刊当時には想像だにしない進展をみせている。だが、府薬雑誌は創刊当時から、「薬剤師職能の向上」にかける先達薬剤師の並々ならぬ努力が見て取れる
◆社会的活動では、昭和32年の「大阪府下未曾有の豪雨での救護活動」、昭和45年の「大阪万博での医療救護活動」、平成7年の「阪神大震災」、昨年の「東日本大震災」での救護活動などが紹介されている。これらからは、各時代の薬剤師が置かれていた背景が読み取れる
◆今年は6年制薬剤師が誕生する。また、薬剤師の在宅医療への参画が今後の大きなポイントになっている。府薬雑誌も薬剤師職能の確立と共に、新たな頁を刻んでいくことを期待したい。
「大阪府薬雑誌」が創刊700号
2012年02月22日 (水)
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