塩野義製薬は、胃腸機能を調整するカルニチン塩化物と5種類の健胃生薬が弱った胃の働きを高め、消化酵素や制酸成分も配合した総合胃腸薬「シオノギ胃腸薬K細粒」(第2類医薬品)を新発売した。同社では、OTC胃腸薬カテゴリーとして、健胃生薬や消化酵素剤等を配合した「シオノギS胃腸薬」などをラインナップしているが、現代人に多い様々な胃腸の不快症状に効果を発揮する新製品を、今後は総合胃腸薬の中心製品と位置づける。このほか、昨年10月に発売した女性向けミニドリンク剤「キュアモリ」(指定医薬部外品)について、まとめ買いしやすい10本箱入りも新発売した。
「シオノギ胃腸薬K細粒」は、淡緑色と茶褐色の細粒状混合物で、カルニチン塩化物が胃腸の働きを活発にし、5種類の健胃生薬(ケイヒ末、チョウジ末、ゲンチアナ末、ガジュツ末、ニンジン末)が、胃腸の働きを活発にして胃もたれ・胃弱・食欲不振などの不快な症状を改善する。さらに、アカメガシワ末が腸の働きを整え、葉緑素由来成分の銅クロロフィリンナトリウムが荒れた胃粘膜の修復を助ける。
このほか、でんぷん・蛋白質・脂肪の3大栄養素の消化を助ける成分(ビオヂアスターゼ、プロザイム、リパーゼAP6)、過剰な胃酸を中和して胸やけ・むかつき・胃痛などの不快な症状を改善する成分(炭酸水素ナトリウム、沈降炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム)、胃酸の分泌を抑えて痛みを和らげる成分(ロートエキス3倍散)というように、全15種類の有効成分をバランスよく配合しているので、消化不良や胃痛、胃酸過多など様々な胃腸の不快症状を和らげる。
細粒で飲みやすく、スティック包装で携帯にも便利なことも特徴。配合している制酸剤は、アルミニウムを含んでいない(アルミニウムフリー)。税込み希望小売価格は、16包980円、32包1780円。
また、滋養強壮成分を配合した、女性の疲れケアのためのミニドリンク剤「キュアモリ」の新容量品として、これまでの3本包装に加えて、10本箱包装品も新発売した。
同品は代謝を助け、疲れに有効なビタミンB群に加え、ローヤルゼリーやタウリン、ヨクイニン、カルシウムなど九つの有効成分を配合している。グレープ風味で飲みやすく、1本当たり8・9kcalと低カロリーなのも特徴。50mL×10本で2583円(3本包装は774円)