◆ロンドン五輪開幕まで、あと3カ月となった。第一線で活躍するアスリートたちにとっては、4年に一度の晴れ舞台。現在、出場権を懸けた最後の戦いが続いている。団体競技では、男女サッカーや女子ホッケーが本大会への切符を手中にした
◆そんな中、日本のお家芸である水泳競技で、薬学生が五輪代表に選ばれた。日本大学薬学部4年の松島美菜さん。日本選手権の女子平泳ぎ100メートルで、世界一厳しいとも言われる五輪派遣標準記録を破り、2位に輝いた。3位とはわずか0・02秒の僅差で手にした快挙だ
◆薬剤師になることを夢見て日大薬学部に入った。競技と勉学の両立は、容易なものではない。それでも競技者として最高峰の舞台に立つ権利を見事に手にした。この先、共用試験や実務実習が控えるが、まずは五輪で一暴れしてほしい
◆彼女の後には、たくさんの薬学生アスリートたちが続くだろう。こうした人材が将来、薬剤師として活躍し、明日の医療を切り拓く原動力になる。立ちはだかる壁や常識を打ち破ってほしい。
薬学生アスリートの快挙
2012年05月11日 (金)
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