厚生労働省は後発品の品質保証を医療関係者に周知するため、3月末にWeb上で公表したQ&A方式の科学的見解「ジェネリック医薬品への疑問に答えます」をパンフレットにして、7月中旬をメドに全国の医療機関・薬局へ配布する。Web版では11項目だったが、先発品を後発品に切り替えた場合の効果に関する疑問への回答を新たに設けて12項目にするなど内容を一部見直している。22日の日本ジェネリック医薬品学会学術大会で講演した同省保険局の吉田易範薬剤管理官は、「薬局で薬剤師が患者に説明する際などに活用してもらいたい。医療機関では医師や薬剤師の理解を深めるのに役立ててほしい」と述べた。
厚労省によると、パンフレットは都道府県、日本薬剤師会、日本病院薬剤師会などを通じて当面20万部を送付する予定で、このうち半分の10万部は日薬の会報誌に同封する。また、各県の後発品安心使用促進協議会などから追加の要望があれば対応するという。
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