
大石氏
日本医療薬学会の薬物療法専門薬剤師制度構築に深く関わった大石了三氏(九州大学病院薬剤部)は16日、福岡市で開かれた第8回九州山口薬学会ファーマシューティカルケアシンポジウムで講演し、日本における専門薬剤師制度の展望を提示した。社会に広告できる制度にするため、日本医療薬学会の薬物療法専門薬剤師制度を基盤に各領域の専門薬剤師を付加的に認定する仕組みを、米国の制度を参考にしながら構築するという将来像を提案した。
日本ではこれまで日本病院薬剤師会や、各領域の医療職種や薬剤師が集う学会で、各領域の専門・認定薬剤師制度が構築されてきた。こうした中、社会に広告可能な制度にするため2009年、日病薬のがん専門薬剤師制度が日本医療薬学会に移管された。さらに日本医療薬学会は12年度からスーパージェネラリストとして薬物療法専門薬剤師を認定する制度を発足。今年1月に10人が初めて認定された。
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