◆110人のMRが職を失おうとしている。マイラン製薬がファイザーへの出向が解除された自社MRに対し退職を迫ったことを受け、マイラン製薬労働組合が結成された。「事実上の解雇」だとして雇用の継続を求める団体交渉を現在進めている
◆製薬業界では、主にシニア層に早期退職を勧め、人員整理をすることで、厳しい経営環境で生き残りを図っている企業が多い。マイランの労使闘争は、問題がさらに深刻化したという印象を受ける
◆組合側によると、雇用継続を不可とする会社側の通告を受けた後、現場の上司との個別の面談で再就職支援と特別一時金などを内容とする「退職パッケージ」への合意の署名を求められ、断れば退職パッケージもなくなると圧力をかける上司もいたという。既に署名した労働者もいるとのこと
◆職を失えば、彼らの扶養家族にも影響が及ぶ。組合側の言う「合理的な理由を欠いた解雇」だとすれば見過ごせない問題だ。組合員の一人は、退職パッケージの特別一時金について「雀の涙ほどの金額」と述べていた。
MRの「退職パッケージ」
2016年04月15日 (金)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
企画
寄稿