異例の再申請、10万円低く
厚生労働省は18日付で、新薬23成分35品目を薬価基準に収載する。内訳は、内用薬が15成分19品目、注射薬が6成分13品目、外用薬が1成分1品目、歯科用薬剤が1成分2品目。留意事項通知で事実上の処方制限がかけられ、収載希望を取り下げていた日本イーライリリーの「トルツ皮下注」は、外国平均価格調整に用いる為替レートの変動を機に再申請が行われ、再類似薬並みの薬価となった。9日の中央社会保険医療協議会総会で了承された(表参照)
▽エビリファイ錠1mg(大塚製薬):アリピプラゾールを有効成分とする小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性用薬。同社の「エビリファイ錠6mg」を比較薬として、規格間調整で算定した。同剤は、小児の効能・効果が明示的に含まれていることから、5%の小児加算を適用した。薬価は、1mg1錠が31.30円。予測市場規模は、ピーク時の7年目で患者数5700人、販売額5400万円。未承認薬等検討会議の開発要請品目。
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